PCリサイクル業者選びのポイント

悪質業者の特徴・不適切行為

PCを廃棄する法人側でさがしたわけではなく、飛び込みの営業などで縁ができた地域のリサイクル業者を利用しようと考えることもあるでしょう。あるいは、どこかで聞きつけたのか、実にタイミングよく「不要なPCがあれば引き取ります」といって訪問してくる業者もあります。
しかし、根拠もなく「無料回収」をうたう業者には悪質な業者もあります。悪質業者を見分けるポイントを確認しましょう。
 
悪質業者の特徴
以下のような特徴をもつ業者は、無許可で営業している悪質業者である可能性が大です。気をつけましょう。
 
・トラック1台で回収してまわっている。
・トラックに業者名が書かれていない。
・パンフレットも名刺ももっていない。
・連絡先が携帯電話だけしかない。
・事業所の所在地がわからない。
・見積書や領収書を出さない。
・振込先口座の名義が個人名。
・態度が横柄。
・物のあつかいが雑で粗暴。
・いれずみを入れている。
 
廃品回収の仕事は一見簡単そうに見えますので、暴力団など反社会的集団が資金稼ぎのために無許可でやることがあります。違法なので、短期間で荒稼ぎを狙い、ろくな体制もつくらずにやろうとするので、上記のような特徴があらわれてきます。
 
不適切行為
つぎに、悪質業者の常套手段です。以下のようなことをされたら委託を取り下げ、悪質ならば通報しましょう。
 
・料金などの案内をせずに、廃棄物をトラックに積み込む(先積み行為)
 無料であることを確認しても言葉をにごして明言せず、とにかくさっさと荷物を持っていこうとするのが悪質業者の特徴です。
・追加料金を請求
「無料」といいながら、あとになって何かしら理由をつけて追加料金を請求してくる。「積み込み手数料は別」など。断ると「訴える」などとおどしてくる……などです。
・押し買い行為
「不要品があれば買い取る」と言って上がり込み、不要品ではない価値のある物を不当に安い値で強引に買い取ろうとする。強い態度に出るのが苦手なお年寄りや女性がねらわれることが多いのですが、不要品の処分がよくある年度末などでは法人もねらわれる可能性があります。
 
いずれのケースでも、「やめてほしい」、「帰ってほしい」と意思表示をしたにもかかわらず持ち去ろうとしたり居座ったりするならば、窃盗罪や住居侵入罪が成り立ちますので警察に通報しましょう。